新人看護師のミス~医療事故
医療事故のニュースや新聞記事というのは、看護師をしていれば、非常に気になることだと思います。もちろん、それ以外の人でも、医師や医療機関に携わる人、患者さんでもあったり、病院にかかる可能性は誰にもあることなので、多くの人が注目するニュースともいえるでしょう。看護師にとっては、小さなミスは、大きなミス、あるいは、とりかえしのつかないことにまでも、つながり兼ねないことです。たとえ小さなミスでも、決して許されない仕事です。
現実的には、毎日毎日仕事を続けているなかで、ミスを一度も犯したことがないという人など、いないのでしょう。これは、看護師の仕事に限らず、どの職業においても、ミスというのは誰にでもあるものともいえるのです。しかし、看護師という仕事は、どんな小さなミスだとしても、それが、取り返しのつかないことにつながる可能性は多いにある職業なのです。事務職などの一般の仕事では、新人でミスがない人は、ほとんどといっていいくらい、いないでしょう。さらにいうと、新人というのは、ミスをするものだという見方もあるともいえます。ただし、看護師の世界では、「ミス=医療事故につながるもの」なのです。
ある調査によると、これまでに発生した医療事故のなかで、新人看護師が関わったものが増えてきているという結果がでています。医療事故につながった原因は、いくつかあるでしょう。激務といわれている日常の業務の中で、新人看護師の教育が、行きとどいていないことから起こったことともいえます。あるいは、新人看護師も、知識や技術が追い付いていないにも関わらず、非常に忙しい業務を担当したということも、理由になっています。
これまでに報告されている医療事故の約2割が、新人看護師によるものというデータがあります。しかし、ミスをおかした新人看護師だけに、責任があるとはいいきれない部分があり。経験の少ない新人ということもあり、医療事故の責任は、その上司や、勤務する病院などにもあるといえるでしょう。ここで忘れないでほしいことは、新人といえども、看護師という仕事は、人の命を預かる大切な職務です。大きな責任を背負っていることを、常に頭に入れておいていただきたいと思います。







